なぜコロナ(COVD-19)によるイタリアの死亡率が高いの?

Hola!
GATOです。

現在コロナパンデミックの状態が続いており、東京ではさらに拡大するのでは?と懸念されています。
コロナによる志村けんさんの死去は多くの人に衝撃を与え、コロナの深刻さを考えるきっかけになったのではないかと思います。

イタリアまたスペインでは他国に比べて死亡率が高い様に見えます。イタリアでは2020年3月末の数値で8-10%の死亡率です。WHOの見解ですと世界的なコロナの死亡率は2%前後であり、イタリアが圧倒的に多い数値であることがわかります。ただ死亡率はあくまでも平均的な数値であり、基礎疾患や年齢により数値は変動します。

こちらはWorldometerというサイトから引用してきた死亡率の数値です。

年代が上がりにつれて死亡率が上がることがわかります。
男性の方が女性より現時点では死亡率が若干高いこともわかります。
○なぜイタリアで大流行したのか?

ヨーロッパではイタリアを先駆けに、ヨーロッパ中に大流行しています。イタリアには多くの有名ファッションブランドがあります。そこではイタリア人だけでなく多くの地域から移民が来て働いています。ある企業では中国人がたくさん働いていました。中国でコロナが出始め、中国で新しい感染症が出たかもしれないと言われ出した頃に、中国に滞在していたイタリアで働く中国人の多くは逃げる様にイタリアへ避難。そしてイタリアの人々に次々と感染させて言ったと言われています。

またイタリアの人との距離が近い文化やカフェ、クラブ文化も大流行の一因ではないでしょうか。


○なぜイタリアではコロナによる死亡率が高いの?

イタリアでは医療崩壊が起きている!という記事をよく目にします。なぜ医療崩壊が起きているのか?

イタリアについては人口あたりの病床数が少ないため患者を収容できるスペースがないという報道を耳にします。ですがUKやUSAはもっと少ないです。日本は韓国と並んで病床数の数が数倍多いと言われています。ただ病床数に対する医者の数は圧倒的に少ないので、医療者の負担が加速し日本で「医療崩壊」する可能性も否定できません。
つまり病床数の数は一因かもしれませんが、それだけでは死亡率や医療崩壊を説明できないでしょう。

日本は中国人との接触が多いにも関わらず、感染者数が少ないのは検査体制の要因もありますが、人間の距離間・感(ハグ・キス・日曜礼拝後の会食)の要因も大きいと言われています。ウイルスが人間(宿主)と共に移動することを考えれば、意外と大きな要因かも知れません。
つまりイタリアでは文化的に大流行を引き起こす要因を持っていたことになります。あまりにも早いスピードで加速したため準備不足の中イタリアは医療に負担が増えていき、崩壊したことが考えられます。

これはGATOの他の方の意見も考慮した見解なので、完全なる回答ではないです。今後は研究者がこれらに対して論文を発表していくと思うので注目したいところです。

日本、特に東京はますます感染者が増えていくことでしょう。医療崩壊が起きて、自分自身又は大切な人を失わない苦しめないためにも、自分ができる最大限の予防策をしていきましょう。

GATOは文化が医療に与える影響というものをひしひしと感じています。医療従事者として働く上では、患者の文化的な背景を忘れずに対応していきたいです。

読んでいただきありがとうございます。
GATOでした。Chao!

イタリアのピサ の斜塔

国際的視野を多角的に広げよう!こすもぽりたんナースGATOのブログ

看護師のGATOです。17歳でアメリカのシアトルに2週間滞在し、海外と日本の魅力を知る。オーストラリア、スウェーデン、オランダに医療について短期留学、スペインに長期留学。ヨーロッパ中心に20カ国以上に旅行。現在は日本の臨床で働きながら、国際的な看護師を目指しています。 Bienvenida a mis sitio web

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