【Book】大人は泣かないと思っていた
Hola!
GATOです。
今回は寺地はるな著の『大人は泣かないと思っていた』をご紹介します。タイトルから惹かれる人は多いのではないでしょうか。内容に関しては、、、各々の心境によって感じ方が変わる作品ではと感じました。
*Introduction
寺地はるな Terachi Haruna
1977年、佐賀県生まれ。会社勤めと主婦業のかたわら小説を書き始め、2014年「ビオレタ」でポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。他著書には「ミナトホテルの裏庭には」「月のぶどう」「今日のハチミツ、あしたの私」などがある。有名な作品としては「架空の犬と嘘をつく猫」。
*Summary
時田翼32歳。九州の田舎町で、大酒呑みで不機嫌な父と暮らしている。母は11年前に出奔。翼は農協に勤め、休日の菓子作りを一番の楽しみにしてきた。ある朝、隣人の老婆が庭のゆずを盗む現場を押さえろと父から命じられる。小学校からの同級生・鉄腕が協力を買って出て、見事にゆず泥棒を捕まえるが、犯人は予想外の人物で――(「大人は泣かないと思っていた」)。
小柳レモン22歳。バイト先のファミリーレストランで店長を頭突きしてクビになった。理由は言いたくない。偶然居合わせた時田翼に車で送ってもらう途中、義父の小柳さんから母が倒れたと連絡が入って……(「小柳さんと小柳さん」)ほか全7編収録。
恋愛や結婚、家族の「あるべき形」に傷つけられてきた大人たちが、もう一度、自分の足で歩きだしていく、、、
*Contents
→Index
・大人は泣かないと思っていた
・小柳さんと小柳さん
・翼が無いなら跳ぶまでだ
・あの子は花を摘まない
・妥当じゃない
・おれは外套を脱げない
・君のために生まれてきたわけじゃない
→Quotes
本日は私の気になった言葉をご紹介していこうと思います。
「私の隠れた「良さ」に気づいてくれた誰かが好きになってくれることを、ぼんやり夢見ていただけだった。せっぱつまっている女だと他人に思われたくない。そんなことばかり気にして。」
「黙って去っていくのは、卑怯なことです。ふたりではじめたことの後始末を残ったひとりに押しつけるのは。去ったほうはそりゃ、楽です。ただ忘れればいいんだから。でも去られたほうは違う。自分でいろいろ考えて、結論を出して、そのことに折り合いをつけてかなきゃならない。ちゃんと別れを告げることが、去っていく人間の最低限の礼儀だと思います」
最後に
「大人は泣かない思っていた」
それでは
Chao!
0コメント