【book】もういちど生まれる
気分を盛り上げるためにお酒を飲むようになったのはいつからだろうか?
Hola!
こすもぽりたんナースGATOです。
本日は朝井リョウ著「もういちど生まれる」をご紹介します。本著は名言が多く散りばめられている本であり、大学生から大人になるそんな道を通る人にとって誰しもが納得できるような、そんな名言に出会えると思います。
GATOは大学卒業後にこの本を手に取りましたが、大学在学中に読むとまた見方が違ったかなーと思ったりしています。ぜひ一度は手にとって欲しい本です。
○Contents
・ひーちゃんは線香花火
・燃えるスカートのあの子
・僕は魔法が使えない
・もういちど生まれる
・破りたかったもののすべて
○Introduction
どこへでも行ける。何にでもなれる。けれど自由というものは、ときに、 僕らをしばりつけてしまう。
自分の力だけで生きていると胸を張って言えるわけではない。じゃあ、子どもかというと無知に振舞える年齢はとうに過ぎている。いちばん自由で、いちばん窮屈。恋や、将来の不安や、もてあまし気味の孤独の中で揺れ動く大学生5人とその仲間たち。彼らが踏み出す“最初の一歩”とは...
○Scene
「男が言うたいしたことじゃないって、女にとってはたいしたことなのよね」
これは主人公とその彼氏のやり取りの中で生まれる、彼氏の発する「たいしたことじゃないから言わなかった」に対する主人公の反応。男にとってはどうでも良くて、言う必要のない大したことないことかもしれないけれど、女性にとってそれは大したことあることなんだ。
「大学ってそういうところだ。無責任を背負って、自由を装っている」
これは主人公が先輩のためらいない無責任な話を聞きながら語る場面だ。
未来どころか散歩先の未来さえもわからない大学生の描写。責任はないけれど、自由でもない。そんな微妙な立場の大学生を表している。
「こうやって人は死ぬんだと分かった。残された者の手にありあまるほどのその人を残したまま。」
父の死を見送る母の小さな背中を見た主人公の反応だ。
誰かの死を見たことがある人には少しでもわかることなのではないでしょうか。その人が死んだとしてもその人は残された我々の手元に残っている。
いかがでしたか?
冒頭の名言が書かれている場面は自分で本を手に取って探し出してみてください!
こすもぽりたんナースGATOでした。
それでは
Chao!
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